マジカルエミ 完成～

ということで次も同じくFUKAYAさんのマジカルエミです
スケールは同じく1/6ですが、なによりダイナミックなポージングで
こちらも躍動的で大きく見えます
最近のキャラ造形はもっぱら情報盛り込んだリアル志向ですが、昔は逆に
リアルにしすぎないバランスを大事にされていたなあと完成したフィギュアを
見てると思い出しました
こういうのは好みの問題でしかないですが、前者の方がすごいと思わせやすいですし
お客の購買欲はそそられるんでしょうね
自分はどっちの良さもわかりますが、欲しくなるのはおそらく前者なんでしょうね
まあそれもキャラに対する思い入れ次第なところもありますけど・・
基本的にブラッシュアップさせていく作業は嫌いではないです
自分が趣味で好き勝手に作る場合、似てる似てないは度外視して
やっちゃいますからね・・
ドラゴンボールやらワンピースやらのフィギュアの進化を見ると情報を増やして
作り込む方向性なのは商業としては必然なんでしょうね

ゲーム制作に携わっていた時、やたら”売りになる画面”ってのを求められました
それはお客にすごいなと思わせる派手な画面って意味でもありますが
緻密でリアルな画面ってすごいって思わせるには一番手っ取り早い
でもそのためにはすごい労力が必要
そういうのをずっと強いられるのがなんかしんどいだけでつまらんなあ・・・
とか思いながら仕事してたのをふと思い出しました
とどうでもいい話になっちゃいましたが話を戻し

今の凝ったキャラ造形も当然魅力的だけど
昔のキャラ造形には昔なりの魅力があるよね
って話です
それはその人にとってのノスタルジーなのかはわかりませんが
そういうの抜きで今の目で見ても確かに魅力はあるんだと思います
なので？、その魅力を損なわないようキャラクターのイメージが外れないよう
めちゃくちゃ気を使います（外してたらスンマセンですが・・）
それは今も昔も変わりませんが特に昔のものは歴史がある分
依頼者さんの思い入れも大きい（強い）と感じてるからです
そういう苦労というかプレッシャーみたいなのは常に持ちながら
作業してます

で、そのキットですが昔ながらの非常に荒々しいもので表面処理をする際は
無心になって黙々と進めます
それでも、なかなか終わらないのでモチベを保つのがまた大変・・
人間の集中力なんてそう長く続かないものですから、どうやって気持ちを
保つかってのもかなり大事ですね
自分の場合はケツに火がつくまでひたすら待つのみ・・
夏休みの宿題もとっとと終わらせようと早々に手をつけるも
結局最終日に・・ってパターンですね
基本的に自分はぐうたら人間なんでしょうね

パーツ構成はシンプルなんですが、なんでそこで分割？
っていう昔ながらの男前なやつです
足も足の付け根ではなく太ももでぶった切るし、髪の毛も前髪の
一部だけ別パーツ・・
それならもう少しやりようがあるのではと思ったりしますが
継ぎ目消しとか当たり前の時代なので、こんなもんかなという
気がしないでもないです
あとはスカートはどこに合わせればいいのか・・
なんとなくこんな感じかなというところで合わせてますが接着できる
面があまりなくて少し迷いましたね
ステッキは別パーツではないですが、パーツ自体がちょっとボロボロだったので
削り取りプラ棒で作り直しました（先に向かって少し細くなるよう加工）

色ですが、こちらもアニメのイメージに寄せる方向でまとめました
ご要望にて、スカートは少しラメっぽい質感にするためゴールドを乗せラメ粉も
申し訳程度にまばらに置いてます（写真ではほとんどわからないですね・・）
明るい下地にラメ扮を置くと黒いつぶつぶが目立って逆に汚く見えてしまうので
ほとんど目立たない程度に抑えました
なんかいいフィギュア系にジャストなラメ扮ないですかね・・


●カラーレシピ
（Mr.カラー＝C　Mr.カラーGX＝GX　ガイア＝G　ガイアEx＝Ex）

髪　C67+Ex01+C337→C67+C322
ピンク　G16+Ex01+マゼンタ
足　下地C111+Ex01→C111+C43+C3+Ex02


それではこちらからどぞ　マジカルエミ


あと関係ないですがケルベロスプロジェクトさんのNIKKEアリス予約しました
ワンフェスの出品作をX（旧ツイッター）で色々見てたらデザインと造形が好みだ
なあと少し気になってたら、丁度通販やるってことですかさず・・
うちギャラリーに加えたいなと思ったので届いたら早めに作業に入ります
多分完成品をヤフオクに出すかなと思うので、またその時告知します
ヤフオクとか何年ぶりなんだかな・・
ていうか趣味作自体久しぶり